for sibs ~兄弟姉妹を自死で亡くした人の語り場 in Nagoya~
私たちは兄弟姉妹を亡くした人同士の「分かち合い」の会の主催を目的として立ち上げた任意団体です。
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for sibsの今後2)
「遺族会」や「コミュニティの遺族会」は数多く存在する。

自分が心安らぐところも、自分には合わなかったところもある。これは誰でもそうだと思う。

ただ、ひとつ言えたのは「名古屋にはまだ兄弟姉妹の自死遺族の会」がないということ。できたらいいなあ、そんな漠然な思いから、「立ち上げたい」という思いに至り、ひょっとしたら、自分が「心理学系に進みたい」と思ったのは、そのためだけだったのかもしれない、と思いました。

近郊にある遺族会何ヵ所かに参加し、遺族会ってこんな感じなんだなあ、と思いました。同じ立場人がいると共感できて、心が軽くなりました。立場が異なると共感できず、逆に苦しくなることもありました。

そして、「遺族会」といえばこのカタチ、というプロットタイプが当たり前のように無意識に存在していました。

だから、for sibsを立ち上げたときも、「兄弟姉妹の自死遺族の会」を作れば私も同じ立場の人も救われるだろう、と思っていました。

for sibsの構想を始めて、mimiさんと現実的に話し合いを始めてから一年弱。経験者の方々に助けられながら、そしてついに「分かち合い」を開催予定まで行きつきました。

そしてそんなタイミングで、よく行く遺族会に何回か参加したとき、ある違和感に気付いてしまいました。

「同じ立場=共感できる」とは限らない。」

同じ立場なのに全く共感できない。むしろ苦痛にさえ感じる。

そんなことが何回もありました。

その理由は「立場に関わらず、世代間のギャップは、共感に壁を作る」ということだと気付きました。

それは仕方ありません。同じ兄弟姉妹を亡くした自死遺族とはいえ、むしろそういう経験がなくとも「世代格差」というのは何処にでも存在する。ただ、世代を越えて「理解し合おう」とする人同士だけが、壁を低くする。

残念ながら、同じ立場でも、例えば20代の人と50代の人が、「共感し合える」、少なくとも「双方が理解しようと耳を傾ける」ことはとても難しいことなんだ、と気付きました。

ただでさえ、皆救われたくて遺族会に来ているのに、そこで「理解不能」のことが多ければ、救われるどころか辛くなる…。

悩みました。「分かち合い開催」まで行き着いた矢先に、「自分にはジェネレーションギャップによる理解不能さ」を受け入れるだけの余裕も、気力もない。

自分がやりたいのは「わかる、わかる、そうだよね。」「こんなときどう思う?」「あのときすごく辛かった。」そんな話や、兄弟を亡くしてからどこか変わってしまった自分の精神面や価値観を話し合ったり。普通に将来のことや趣味の話をしたり。

そんな仲間と出逢えたら、ただそれだけだったんです。

「理解し合おう」という気持ちがある限りは、世代なんて関係ない、そう思っています。世代が違うからこそ相談できること、自分とは違う視点で話してくれてそれで心が軽くなることもあります。実際、私には兄弟を亡くした年配の方で、自分にとって「師匠」と思うぐらいの人がいて、悩んでひとり追い詰められると、よく相談をさせてもらいます。その人には何度救われたかわかりません。

でも、そういう人はおそらく少数派ではないかと。だってみんな救われたくて自分のことに必死なのだから。また、必死でなくとも、逆に考えが凝り固まりすぎてる場合もあると思います。

結局のところ、自死遺族の会は有意義な存在だけど、それがいつもだれにとっても気持ちよく帰れる、とは限らない。

そして何より、各地で遺族会を継続主催されてる人たちのように、そのような問題をひっくるめて、それでもそれに対処していけるだけの器やモードが私にはない、ということが分かりました。

その結果、そう考え始めてから毎日苦痛で、ストレスがどんどん増える一方でした。

このまま、当初の構想通り続けても、まず自分自身が救われない。それどころかもっともっと追い詰められてしまう。

だから、無意識に存在する「遺族会とは」のカタチの固定観念を取捨しながら、もう一度、for sibsの在り方を考え直したいと思います。

そう考えると、私は「臨床心理士」なんてとてもつとまる器じゃない、と気づけてよかった
(*´`*)
なんて思ってしまいました。

自分が癒されてないのに、人を救おうなんて私には無理みたい。自分が救われたい。for sibsに望むのは、ただそれだけなんだと実感
(*´`)!

by ichika
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[2013/07/07 05:22] | スタッフのつぶやき | トラックバック(0) | コメント(2) |
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コメント
遺族会というのは、完璧なものではない。それを、参加する遺族の方にも知っておいてもらいたいと思っています。遺族会に参加したから、必ず、分かち合えるとは限らないと。確かに、世代間の違いもあるでしょうが。ただ、結局、遺族の数だけ、色んな考え方があるわけです。最初から、思い通りにいかないと思いますが、少しずつ、形を作り上げてください。自分は、凄く楽しみにしてます。
[2013/07/07 05:55] URL | 愛 #- [ 編集 ]
なるほど。おそらく「主催側」と「参加者」の間には認識に違いが出るんでしょうね。

本来ならば、それを含めて会をやりくりしていくのが「遺族会」の在り方だと思います。

しかし、自分の環境をイロイロと総合すると、次世代型遺族会もありかな、って思ってます。お互いがストレスフリーになるやり方、これを考えていこうと思います。なにともあれ、「私達だから、私達たちにしかできない」カタチにしたいなあと思ってます。

ただし、「考えが異なる人」を排除する意味ではありません。考え方はいろいろあるから面白い。ただ、その「異なる考え」をお互いが楽しめたらいいと思います。遺族会の意義は主催側にも参加者にとっても「癒し」にあると思ってます。

[2013/07/07 22:52] URL | nue #- [ 編集 ]
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for sibsとはfor siblings(兄弟・姉妹たち)の略です。自死遺族は一人一人さまざまな想いを抱えています。私たちはここ名古屋で、兄弟・姉妹を亡くした人たちのアウトプットの場所を作ろうと思い、自死遺族の二人でこの会を結成しました。

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