for sibs ~兄弟姉妹を自死で亡くした人の語り場 in Nagoya~
私たちは兄弟姉妹を亡くした人同士の「分かち合い」の会の主催を目的として立ち上げた任意団体です。
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「死ぬという権利」
前回、「本気で死のう、と思っている人」に簡単に止めることは、私にはできない、ということを書いた。

会を立ち上げてから、残念なことに私は入院になってしまった。

そして、私自身も「究極の選択」をしなければならない状況にある。
◎ひょっとすると、ノホホン長生きするかもしれないし、いつ死ぬかもしれないし、それすらわからないけど、苦しみは比較的少ない
◎一生苦しみが伴う可能性が高いが命はより確実性がある。

病棟からちょうど見える場所に、「緩和ケア病棟」がある。

まだそんなに多くの病院に存在するものではないらしい。

「緩和ケア病棟」では、癌の末期の患者さんが、「残った人生を自分がどう生きたいか」を重視し、通常の癌治療ほどの治療はせず、でも必要な時にだけ治療しながら、入退院を繰り返し、専門医や精神科の医師と一緒になって、最後まで本人の意志を尊重していくケア、と聞いた。

医学の発展と共に「生きるための選択」は増え、それと同時に「死ぬという権利」も増えている気がする。

昔は、まだ医学が発達していないころ、もしくは戦時中「生きたくても生きれない状況」が今よりずっとあり、「生きることの意味」も「必死さ」も現代とは全然違っていたんだと思う。

でも今は、そういった意味では「選択肢」が増え、大抵は「生きる」ことを第一に優先して考える「生きるためなら苦しみは我慢しなさい」。「死んでしまったら何もできないよ。周りが悲しむよ。」と。

でも、「本当にずっと苦しいならば、終わらない苦しみならば、それでも生きろ、って」、私には言えないかもしれない。

「ずっと終わらない苦しみの中で生きる意味は、本人自体に見出だせるのだろうか?」と考えてしまう。

終わる苦しみなら、解決できる苦しみなら、「一緒に考えて、解決していこうよ」って言うと思う。

自死で亡くなった人の中にも、「解決できたかもしれない苦しみ」だった人もたくさんいるかもしれないし、「一緒に解決していこう」と手を差し伸べていた人も周りにいたかもしれない。

それでも「自死」という選択を選んだのは、少なくともその瞬間は「死ぬこと以外に苦しみはなくならない」「死ぬことがたった一つの解決策」だと感じたから、ではないかと思う。

私達、当たり前に小さな頃から側にいた兄弟を亡くした自死遺族にとって、思いもよらない兄弟の死は、受け入れるのに時間がかかり、現実なのか幻想なのかすらわからなくなることもある。

ただ、本人が色んな選択肢の中から「死」という選択肢を選んだことは、尊重してあげたい。

私の弟が死を選ぶほど苦しんだ分が、今生きている私が苦しんでいる分と同じなのだ、と思う。弟はこれほどに苦しんでいたのか、と。だとしたらやはり余計「死ぬ権利」 を尊重してしまう自分がいる。

苦しいのは、単に弟がそれだけ大切な存在で、それだけ大切な人と兄弟として出逢えたことでもあるんだ、ってポジティに考えたりもするけどね
(*´`*)

あくまで持論です。

by ichika
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[2013/06/20 11:52] | スタッフのつぶやき | トラックバック(0) | コメント(0) |
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for sibsとはfor siblings(兄弟・姉妹たち)の略です。自死遺族は一人一人さまざまな想いを抱えています。私たちはここ名古屋で、兄弟・姉妹を亡くした人たちのアウトプットの場所を作ろうと思い、自死遺族の二人でこの会を結成しました。

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